親日家として大使の仕事を終え、離任の挨拶をするキャロライン・ケネディ大使(全文)
2021-12-22 カテゴリー:日米関係Photo by East Asia and Pacific Media Hub U.S. Department of State (licensed under CC0 1.0)
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「日本の皆さんこんにちは
最も緊密な友好国かつ同盟国である日本で大使を務められ光栄でした。
私たち家族を歓迎してくれた日本の皆さんありがとうございます。信任状奉呈式では緊張しましたが、たくさんの声援をいただき、素晴らしい経験になると感じました。私の父の就任演説や母への敬愛の気持ちについて話してくださった皆さんありがとうございます。
昔ひな人形をいただいた松本さんを探してくれた方々にお礼申し上げます。私の日本好きは彼女がきっかけです。戦後70年の節目には父の魚雷艇と衝突した駆逐艦の艦長だった花見さんの奥さまにお会いすることができました。世界平和に向け日米の連携を願っていた父の志を引き継いでいると感じました。
安倍首相と日本政府にも感謝します。「希望の同盟」を強化し、大統領が信じる「和解の力」に共鳴していただきました。また日米同盟への強力な支持と過去3年間の数々の功績にも感謝します。何より安倍首相と岸田外相の大統領の広島訪問への尽力と先月の真珠湾訪問に感謝します。
国家の成功の鍵は女性であると確信させてくれた日本の女性に感謝します。変化の真っ只中、日本の女性は国を主導する力を持っています。女性を支援し、能力のある女性の活用に取り組む学校・企業・家庭に感謝します。
私を温かく迎えてくれた東北の皆さん。皆さんの強さは世界を元気にしています。被災地に残って復興を助ける学生や、自らが被災しているにもかかわらず、復興に取り組む自治体職員の姿に胸が熱くなりました。人々の生活や地域の再建は進んでいます。
沖縄の苦闘や歴史を教えてくれた県民の皆さんにも感謝します。日米は過去30年で最大の土地返還を実現しました。共通の目標に向けた連携の継続を願っています。
日本各地でお会いした学生さんたちにも感謝します。新しい世界観を教えられ、たくさんの元気をもらいました。皆さんは日本の最高の大使です。いつか米国に来てください。日米同盟の未来を築くのは皆さんです。
私は日本を去りますが、さよならは言いません。日本での経験や思い出を持ち帰り、いつか日本に戻って来たいと思います。
今まで本当にありがとうございました。」
POINT
キャロライン・ケネディ氏はアメリカ35代大統領のジョン・F・ケネディの娘です。動画に在るように松本さんから貰ったひな人形が親日の始まりだと話しています。
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