2024自民党総裁選挙に乱立する候補者、各候補者に対する印象まとめ
2024-08-30 カテゴリー:日本クリック応援よろしくお願いします。
乱立する候補者
自民党総裁選挙が迫り、立候補者が次々と名乗りを上げているようです。石破茂、小林鷹之、林芳正、高市早苗、河野太郎、小泉進次郎、青山繁晴、茂木敏充、上川陽子氏(順不同)などでしょうか。この中でマスコミで頻繁に名前が上がるのが石破、河野、小泉氏ですが、マスコミ票というのでしょうか。石破氏については女系天皇容認や、夫婦別姓推進といった、保守的な考えは薄くリベラル傾向が強く、立憲民主党に転籍したらどうかと揶揄する声が上がっているほど。
今更女系天皇を言う石破氏
皇位継承問題については既に有識者会議において、「女性皇族が結婚後も皇室に残る案」と、「旧皇族の男系男子を養子に迎える案」の2案に絞られ国会に報告書が送られている。悠仁親王殿下がお生まれになってから既に女性、女系天皇の検討は行われておらず、男系男子養子案に向かっていると言うこと。これを受けて衆参両院の議長、各党代表らが集まり5月17日から協議が始まっているのですが、石破氏の発言は全て卓袱台返しするものだと自民党員からも嘲笑されている。
夫婦別姓も問題はほぼ解決
夫婦別姓制度についても、当初指摘された問題点として、離婚時に行政機関や金融その他手続きにおいて、旧姓に戻す作業が大変だという話だったはずだが、法改正によって戸籍制度の大幅な変更をすること無く、旧姓利用が可能となっている状態なので、少し議論が時代遅れというのか、正にマスコミ対応の発言なのだろうかとすら思えるものです。
MEMO
皇位継承問題はお世継ぎが生まれ、夫婦別姓も様々な法改正が進み既に解決に近づいている状態です。
若手対抗馬の小林氏
小林鷹之氏については前回は高市早苗氏の応援に回った保守側の人間だが、考え方と言えば故安倍氏、高市氏とほぼ同じで、逆にその分インパクトが薄い印象。それならば高市さんを選ぶだろうという話ですが、若手立候補者として小泉氏の党員票を削る役割としては良く働くのではないか。
賞味切れ感がある河野氏
河野太郎氏については、防衛大臣時代にはイージスアショア配備計画を白紙にしてしまったり、前回の総裁選では敵基地攻撃能力保持に反対を表明したりと、測らずとも親中派議員として自己紹介する結果となり、全身大火傷を負った記憶だが出馬するようで、既に賞味期限が切れているような印象もあり、有権者にも飽きが来ているような感じ。
クリーンエネルギー?
小泉進次郎氏はこれと言った実績が思い浮かばず、父親譲りか言葉の使い方はメッセージ性を意識した話し方をすることは人気の理由か、いずれにせよ反原発やクリーンエネルギーというところからは地盤なのか抜け出すことができないよう。菅氏の推薦と言うが、神奈川県にはこのエネルギー利権というものがあるのでしょうかと考えてしまう。
日本では危険な外国人参政権
茂木氏については頭脳明晰な印象があり、その点は良いが外国人地方参政権について何度か言及しており、左傾向が強い印象。欧州を見た場合、外国人地方選政権については非EU諸国籍の外国人には参政権を認めないという国々が多く、非EU諸国籍であっても特定の国だけ認めるというケースの国などがある。非EU諸国籍を問わず参政権を与えるのは北欧くらいのもの。このように考えた場合、日本に居る外国人とはどのような外国人か。反日国家出身の中国、韓国人に参政権を与える案については、ヨーロッパを手本としたという理屈には大いに疑問がある。
衆院鞍替えに期待
青山繁晴氏については、歴史認識等について大きく賛同できるもので、愛国者である為応援したいが、参議院議員であるところがネック。参院議員が総理総裁になった前例は無く、解散権を参院議員が持つのかという矛盾がどうしても存在する。参議院には解散が無く、衆院解散とは言い換えれば総辞職であり、全員解雇という扱いになり議員職を失う訳だけど、総理大臣だけは国会議員であり続けるという話になる。「国民の信を問う」と言うが、自分だけは問われないことになるので、是非衆議院議員に鞍替え出馬して欲しい。
印象が薄い2人
林芳正氏、上川陽子氏については何も思い浮かばないほど論外。林氏は親中議員であるという話だったり、上川氏は中国から何をされても何を言われても案山子のように動かない外相という印象。おそらく岸田サイドから高市票を削る為の対抗馬として女性立候補者を立てて来ているのではないかとの見方もできる。
具体的戦略を掲げる高市氏
故安倍氏の政策を引き継いでいるのは高市氏であり、さらに発展形となっている。脱原発など古臭い話はせずに核融合炉への投資と産業化といった先駆的な政策を掲げる。インフレターゲット2%まで増札するということも必要。現在金利差で円安にはなっているが、増札によるものではなく、単に円の価値が落ちているだけとなっている。結果的にインフレ率は達成され、輸出競争力が上がったりもするが、札の総量が増えなければ給料額面は上がりづらい。FRBは年末に金利を引き下げると年初には既に発表しており、トランプ氏が大統領となった場合、さらに現在の状態が継続されるかどうかは分からない。金利差が減少し円高傾向になった場合、本来の増札によるインフレ率2%を実現して欲しい。高市氏は安全保障についても軍需産業に対する投資を明確に掲げており、新しい産業の想像育成というビジョンもある。最も具体的で戦略的な構想を持っている。