緒方洪庵の適塾は福沢諭吉も通った大阪大学のルーツ - 蘭学を学ぶ学生と明治維新
2022-11-25 カテゴリー:日本文化Photo by Reggaeman (licensed under CC BY-SA 3.0)
クリック応援よろしくお願いします。
大阪大学のルーツ「適塾」
大阪と幕末について調べてみたら緒方洪庵が開設した蘭学を学ぶ「適塾」というものが在った。大阪大学のルーツらしい。当事日本は鎖国をしており、オランダとは長崎で通商を行っており、学問もオランダから世界の情報を得ていた。これを蘭学と言った。緒方洪庵は日本の近代医学の父と言われ、人気ドラマの「JIN-仁-」にも登場する。福沢諭吉も蘭学を学ぶために20歳の時にこの大阪の適塾に入門している。
慶応義塾大学も蘭学塾が始まり
慶應義塾大学は旧蘭学塾が基礎となっているようだ。日本では学問はこのような小さな塾や寺子屋で行われるものだった。現在の教育制度の中の教師と生徒という立場ではなく、師弟関係として濃密だった。そして学問は源流から弟子に流れ、国や社会を直接的に変えていくエネルギーを持っていた。
ソウル大学は旧京城帝国大学
ソウル大学は旧帝国大学として1924年に京城帝国大学とし発足している。日本が近代学問を朝鮮半島に持ち込んだということになるが、内実はどうだろうか。つまりそこに、朝鮮半島を豊かにしようと考える師弟関係は存在していなかったというのかという点だ。
韓国の最高学府は歴史的に分断
ソウル大学は韓国の最高学府だと聞いているが、その大学の源流とその学問の営みについてどのように考えているのだろうか。
いずれにせよ朝鮮半島での日本統治時代の教育は現在の通りである。これが学問であるかといえば、全く違うだろう。