国歌斉唱を拒否する教員 - 君が代は古来から伝承されてきた日本文化そのもの
2022-12-05 カテゴリー:日本文化クリック応援よろしくお願いします。
古今和歌集の賀歌が起源
「君が代」は、古今和歌集に登場する短歌だ。古今和歌集では「わが君は」と始まる。明治時代に楽曲がつけられ、日本の国歌となったのは正式には1999年(平成11年)に「国旗及び国歌に関する法律」の制定によるもののようだ。それまで日本古来から伝承されてきたことになる。
相手の幸福を願う歌
君が代が誰の為に詠まれたかは重要だろうか。相手の人生、家族、子孫の永遠の繁栄を祈ることが本旨であり、永遠という概念を「さざれ石の巌となりて苔のむすまで」と表現したことが重要だ。卓越した表現力が感動を与え、詠み継がれたから古今和歌集に載っている。平安時代に詠み人知らずならば、その遥か昔から詠まれ親しまれていたことは明らかだ。
明治時代の君が代
様々な祝いの場で詠まれていたのであって、作者がもはや誰の為に詠んだかということは重要ではないのだ。明治以降、君を天皇陛下として楽曲がついたが、明治維新の象徴でもある天皇陛下を大切に思えばそのように歌うことは全く不思議ではない。
君が代から何を感じるかが重要
昔の日本人が相手の幸せを祈る場合、どこまでのスケールを含んでいたかについて、その精神性を想像し、引き継ぐためにこの歌があるとすれば、日本の教育者は一体何を教育しようとしているのだろうか。