日本は再びガラパゴス化すべきだ。グローバル化がもたらしたのは日本オリジナルの平準化
2021-12-01 カテゴリー:日本クリック応援よろしくお願いします。
日本は戦後革新的技術やアイディアを商品化してきました。
日本経済が伸び悩んでいるのはグローバル化という意味において日本が世界の中で平準化されたという側面がある。
世界を席巻した日本の商品とは殆どガラパゴス化された思考の元に作られたものが多い。
音楽を持ち歩こうとしたSONYのWALKMANや、戦車に踏まれても壊れない時計のCASIOのG-SHOCK、お尻を綺麗に洗うTOTOのウォシュレット、携帯電話でインターネットを実現したNTTのi-mode、電気とガソリンで動くトヨタのハイブリットカー、SNSの元祖と言われるmixiなど数えたら切りがない。
これらはアイディアだけでは全く他国から笑われるような不要のサービスに見えるが実現された後はそうではなかった。そしてこれらは全て資本を集める競争に負けた結果アメリカを中心とした国々にアイディアが使われた。
MEMO
今や世界を席巻するハイブリッドカーは、電気自動車と揶揄された時代が長く続きました。
問題は日本企業が資本をいかに集めるか。
日本は外国資本に対して警戒し、トヨタ自動車でも外資比率は23.8%に過ぎない。逆に言えば様々な商品も今でも日本オリジナルとなっているのは他者が模倣不能なレベルの水準に至った商品ばかりだ。
逆に言えば日本は外国による日本企業買収を最小限にしてきたということでもある。日本はこれから他国が模倣不可能なレベルの技術革新と、他国が全く発想しないようなかつてのガラパゴス的な製品開発を行うことが期待される。問題は国内投資の流動化が進んでいないことだ。
国内の個人が様々な企業に投資する構造が進んでいない。国内の個人資産が株式投資に一定程度資金を提供すれば再び、見たことも考えたことも無い商品が日本から生まれてくるだろう。
POINT
日本企業のポテンシャルは高く必要なのは投資です。国内資本の流動化が更に進み、国の財政出動が適切な分野で行われることが期待されます。