麻生元総理が訪韓、尹錫悦大統領と会談予定 - 内閣の中から日韓問題を見続けてきた人
2022-11-03 カテゴリー:日本Photo by World Economic Forum (licensed under CC BY-SA 2.0)
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麻生氏が韓国を訪問
麻生元総理が訪韓しているが、日本政府は議員外交の一環であり岸田総理の特使としての訪韓ではないと発言している。麻生氏は何をしに韓国に入ったのだろうか。
長く内閣の中から日韓関係を見てきた麻生氏
麻生氏が総理大臣時代に米国のリーマンショックが発生し、つまり2008年の韓国通貨危機の際に日韓通貨スワップを結んだ内閣総理大臣だ。経済を立て直した後李明博政権は、日本の支援は余計だったと発言している。その後麻生氏は第二次安倍政権から菅内閣まで歴代副総理を務めた。その間には李明博の竹島上陸、慰安婦合意、日韓通貨スワップの停止、レーダー照射事件、徴用工判決、慰安婦判決、ホワイト国問題など、様々な日韓問題の中、副総理という立場であった人物となる。おそらく安倍元総理同様に内閣として一連の問題を見つめてきた唯一の人となるだろう。
韓国側の引継ぎはぶつ切り状態
その間韓国では李明博から朴槿恵政権となり、弾劾を経て文在寅政権となり、知日派と言われた人々を外交からすべて排除した。その後次々と反日運動を繰り広げ、現在の尹錫悦政権となった。つまり韓国側は日韓関係についての連続性が無い、おそらく引き継ぎも断片的であり、象徴的な懸案事項以外把握していない可能性が高い。
麻生氏は韓国政権に何を提示するのか
恐らく日韓関係は公開されている事柄以外にも様々な問題を内包していても不思議はない。表出する問題は氷山の一角であるとすれば、それら内包する様々な問題や経緯を知っている人物はおそらく麻生氏ということになる。つまり韓国が言う包括的解決と日本が考える包括的解決の意味や内容が違う可能性は高い。