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日本で可能な二大政党制は自民党を2つに分ける方法 - 野党は政権政党にならない

2022-06-16  カテゴリー:日本
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悪夢と表現された民主党政権

参院選を控え、日本で実現可能な二大政党制を考えた場合、すぐにマスコミは自民党に対抗する野党を育てる必要があるという話をするのだが、以前の民主党政権下での痛い経験からその話に日本人はウンザリしている。安倍元総理は「悪夢のような民主党政権」だと表現した。

3年で政権を手放した民主党はその後バラバラになり空中分解したのだが、野に下れば仲間割れを起こし粉々に分裂する驚きの政党に対し日本の有権者は、一定時期であっても期待し、国政を任たことに愕然し反省したのだった。それでは現在の政党支持率はどのようになっているだろうか。野党は最高でも5%程度の支持率しかない。(参考:世論調査|日本テレビ



野党にどれだけの権限を与えるべきか

こんな野党に対して、民主主義の名の元に国会で時間をどれだけ割く必要があるたろうかとすら考えてしまう。彼らは選挙区で当選したが、政党として国民を代弁しているとは到底考えられない。

それにも関わらず、与党を監視するという大義名分を掲げてはやりたい放題であり、その活動内容は週刊誌の記者となんら変わりのない質問を繰り返し、国会を停滞させることに終始するのみなのだ。

二大政党制のあるべき姿とは

日本での二大政党制は果たして可能だろうか。政権交代が起らないのは真の民主主義では無いという意見があるが、それはそれで正しい考えだろう。しかし最も重大な問題点はそこではなく、政権担当能力がある政党が自民党以外に日本に存在しないということだ。それでは野党はいつ育つのだろうか。今年で戦後77年である。

「自民党を2つに分けたら良い」と私は以前から言っているのだが、大体の人は不思議な表情をする。しかし、どうだろう。自民党は右と左と振れ幅が広く、つまり守備範囲が広い政党でもある。だからこそ戦後長い間、政権政党で在り続けた。

そして前回の岸田、高市、河野、野田議員の自民党総裁選挙では、この構図が鮮明に見え隠れしたことを1部の国民は見逃さなかったのだが、マスコミはこの構図では報道しなかった。

共和党的政策と民主党的政策

安倍元総理は規制を緩和し法人税を引き下げ、企業の競争力を高めて総生産を上げ雇用を増やしインフレ誘導しようとアベノミクスを展開した。アメリカを例にどちらかといえば共和党的な政策になるだろう。

岸田総理は中間層に活力を与えると言い、分配から成長へと訴えており、どちらかと言えば左派的でありアメリカで言えば民主党的な立ち位置ともいえる。

政権担当能力が在る二大政党制

つまりこれで良いだろう。自民党を右と左の二大政党に分けて、その時々の国内事情を勘案してどちらの政策が今必要かを国民が判断をして政権を交代させればよい。健全な二大政党制の姿だ。現在自民党内の派閥間の競争として行われていることを、政党として分離することで国民の投票の下に晒すことにもなる

自民党内で既に広範囲に右左の政策を網羅しているのに、そこからもはみ出ている野党はそもそも現実的では無い政策を語っている場合が多い。それは民主党政権下で体験済みだ。二大政党制の大義名分の元、そんな野党に任せようとしたからおかしくなったのだ。問題は中途半端に野党が議席数を持っていることだ。

政権政党と成り得る能力が在る政党以外には政権を委ねることはできない。どんな理想もイデオロギーも、それが不完全な飛行機ならば墜落するだけなのだ。



POINT

野党が健全な民主主義を支えているというのは今や正しくないかもしれません。必要なのは政権担当能力、責任能力が在る政党です。





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