民主主義国は世界の少数派に転落し、人口レベルではマイノリティグループとなる。
2021-12-23 カテゴリー:日本Photo by JackintheBox (licensed under CC BY-SA 4.0)
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民主主義は少数派
2019年スウェーデンの調査機関VーDemは、世界の民主主義国・地域が87カ国であるのに対し、非民主主義国は92カ国となり、18年ぶりに非民主主義国が多数派になったという報告を発表した。民主主義国は世界の少数グループになりつつある。
社会主義の運営コストは安い
社会主義のシステムは統治者側からすれば簡単な仕組みで、所得も税金の徴収も同じなのだから管理コストは安く済む。
法律の運用もいい加減だから、最終的には強圧的に事を納めれば良いのだからコストは少なくて済む。反面民主主義社会の運営は高度な自治を優れた行政機構が必要となる。
法律の運用も法の原則を前提としてそれを満たす立証と反証の根拠を得なければならずコストがかかる。民主主義国を諦めた国々はこの運営コストに悲鳴を上げ運営ノウハウが分からずに独裁国家に逆戻りする。
実際に民主主義国家を運営している国々がどのような性質を持っているかと言えば共通点は先進国である。
MEMO
民主主義はとても難しい。多数決だというならば小学生レベルだ。日本の民主主義は優れた行政機構に支えられている。
理念の問題以前に民主主義の運営は難しい
民主主義を運営できる国は限られている。民主主義国家に10年ほど統治されたならばその国は民主主義国家になるのだろうが、戦後の主権不可侵の原則においてその様なことはできない。
民主主義国はそのことを知らなければならない。彼らにはできないのだ。
民主主義国やその人口は世界の少数派になるという前提においてその理念を守る為に結束するべきだ。後進国を経済的に支え発展させれば称賛される時代はもう終わった。
POINT
先進国は後進国を助けたいと思うのだが、どのような国が育ったのだろうか。経済支援ではなく民主国家運営の指導こそが根底になければ独裁国家が大きくなるだけ。