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日韓個人請求権の問題・柳井答弁の解釈~個人の請求権と外交保護権の考え方

2021-10-25  カテゴリー:徴用工問題

日韓個人請求権の問題・柳井答弁の解釈~個人の請求権と外交保護権の考え方

Photo by Flickr user imo.un (licensed under CC BY 2.0)

国会において初鹿明博氏が1991年の柳井俊二の柳井答弁について質問を行い、安部元総理が答弁をしています。

柳井答弁についての質問

[2018年11月9日質問者:初鹿明博]大韓民国大法院で元徴用工に対する賠償を日本企業に命じる判決が確定したことに対する受け止めを問われた安倍総理は「一九六五年の日韓請求権協定で完全かつ最終的に解決している。

今回の判決は国際法に照らしてあり得ない判断だ。」と答えています。

また、河野外務大臣も「日韓請求権協定は日韓の国交樹立以来、両国の法的基盤となってきた。今日の判決は法的基盤を韓国側が一方的かつ、かなり根本的に毀損するものだ。法の支配が貫徹されている国際社会の中で常識では考えられない。」とのコメントを出しました。

日韓請求権協定について、政府は「両国間の請求権の問題は最終的かつ完全に解決した」とし、「日韓両国が国家として有している外交保護権を相互に放棄したことを確認する」ものではあるが、「いわゆる個人の財産・請求権そのものを国内法的な意味で消滅させたものではない」との見解を明らかにしてきました。

この立場は国会審議の中でも明確にしており、一九九一年八月二十七日参院予算委員会での清水澄子議員、同年十二月十三日参院予算委員会での上田耕一郎議員の質問に対し、柳井俊二条約局長(当時)が、「日韓両国が国家として持っております外交保護権を相互に放棄したということでございます。したがいまして、いわゆる個人の請求権そのものを国内法的な意味で消滅させたというものではございません。

日韓両国間で政府としてこれを外交保護権の行使として取り上げることはできない、こういう意味でございます」「昭和四十年の日韓請求権・経済協力協定の二条一項におきましては、日韓両国及び両国国民間の財産・請求権の問題が完全かつ最終的に解決したことを確認しておりまして、またその第三項におきましては、いわゆる請求権放棄についても規定しているわけでございます。

これらの規定は、両国国民間の財産・請求権問題につきましては、日韓両国が国家として有している外交保護権を相互に放棄したことを確認するものでございまして、いわゆる個人の財産・請求権そのものを国内法的な意味で消滅させるものではないということは今までも御答弁申し上げたとおりでございます。」と答弁しています。

 この答弁を踏まえて、以下質問します。

一 この度の安倍総理並びに河野外相の発言は一九九一年の柳井俊二条約局長の答弁を変えるものであるのか、政府の見解を伺います。

二 それとも、日韓請求権協定は、いわゆる個人の財産・請求権そのものを国内法的な意味で消滅させたものではないという見解は変わりないのか、政府の見解を伺います。

安倍首相による回答

[2018年11月20日回答者:安倍晋三]大韓民国(以下「韓国」という。)との間においては、財産及び請求権に関する問題の解決並びに経済協力に関する日本国と大韓民国との間の協定(昭和四十年条約第二十七号。以下「日韓請求権協定」という。)第二条1において、両締約国及びその国民(法人を含む。)の間の請求権に関する問題が、完全かつ最終的に解決されたこととなることを確認し、また、同条3において、一方の締約国及びその国民の他方の締約国及びその国民に対する全ての請求権であって日韓請求権協定の署名の日以前に生じた事由に基づくものに関しては、いかなる主張もすることができないものとしている。

御指摘の平成三年八月二十七日及び同年十二月十三日の参議院予算委員会における柳井俊二外務省条約局長(当時)の答弁は、日韓請求権協定による我が国及び韓国並びにその国民の間の財産、権利及び利益並びに請求権の問題の解決について、国際法上の概念である外交的保護権の観点から説明したものであり、また、韓国との間の個人の請求権の問題については、先に述べた日韓請求権協定の規定がそれぞれの締約国内で適用されることにより、一方の締約国の国民の請求権に基づく請求に応ずべき他方の締約国及びその国民の法律上の義務が消滅し、その結果救済が拒否されることから、法的に解決済みとなっている。このような政府の見解は、一貫したものである。

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安倍元総理は柳井答弁の解釈は、個人の財産権並びに請求権が消滅しないという考え方について、国家間においては国際法上の外交保護権権の観点から説明したものだと答弁しています。

日韓両国は請求権について外交保護権を放棄しているため、請求権を残すものの国家間の請求は外交保護を受けない。そして相手側がこれを拒否することにより実質的に救済されないということになる。


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forced to workとforced laborの意味の違いを韓国は理解していた。未だにとぼける韓国

2020-06-22  カテゴリー:徴用工問題

forced to workとforced laborの意味の違いを韓国は理解していた。未だにとぼける韓国

Photo by Jordy Meow (licensed under CC BY 3.0)

軍艦島のことでまた騒がしくなってきてるようです。ここで一つ整理しなければならないことがあります。ユネスコ世界遺産への登録に当たって日本は、forced to work という表現を使っています。これについて強制徴用を日本が認めたというのが韓国側の主張です。

しかし、forced to work とforced laborは別の概念になります。国際労働機関(ILO)の強制労働条約には、第一条に、一切の形式における強制労働の使用を廃止すると定めている英文は、forced or compulsory labourと表現されます。次に第二条二項に、強制労働に当たらないケースとして、戦争や地震、洪水、飢饉などを例示した「緊急の場合」に強要される労務が上げられています。これは合法的なものになります。

つまり、日本はこれを知っていてforced to workという表現を使ったのです。ユネスコ登録の前の6月21日に行われた日韓外相会談で、韓国側がforced laborを使用した草案を持ってきたが、日本はそれを断り、forced to work を使用するとし、ユネスコ遺産登録においてその表現の元に韓国側も同意したのです。

つまり、韓国外相側もこの2つの表現の違いを理解していました。ユネスコでの合意は、軍艦島で働いた労働者を称える施設の設置を合意したが、強制徴用を認めるとは約束されていないのです。現在の政府は、歴史はおろか、過去の議事録や経緯なども全く確認しないのでしょうか?

forced to workを言ったのは韓国側に配慮して出したものです。合意の終盤に韓国が突然反対を主張したからです。その後、資料館の設置の為に再調査を行った結果、自発的な労働者だった記録や証言が多く出てきました。


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