北朝鮮の貧困は働かないことが原因 | 労働人口が少なすぎる - 男性の20%が生産活動を行わない
2022-11-29 カテゴリー:北朝鮮Photo by Stephan (licensed under CC BY-SA 3.0)
クリック応援よろしくお願いします。
北朝鮮が貧しい理由はシンプル
北朝鮮は今後も貧しいままだ。その理由は働かないからだ。働けば少しは豊かになるだろう。そういえば、北朝鮮には仕事が無いから働けないという人がいるが、バカなことをいってはいけない。人が居るのだから仕事はあるだろう。人の役に立つことが仕事になるからだ。つまりその感覚や発想が無いから仕事が無いのだ。つまり共産主義の絶望的な側面はサービスという概念が乏しいことだ。
男性の5人に1人は軍人
北朝鮮では人口の5%が軍人だといわれている。公表されているもので128万人。総人口が2,597万人なので半分を男性とすれば、男性の10%が軍人ということになる。そこから子供や老人を除いた場合、男性の5人に1人くらいは軍人なのだろうか。仮にこの比率をあてはめればつまり生産活動を行わない人々ということになる。働ける男性の20%が生産を行わないのだ。工場などで働いても、リーダーや課長、部長クラスは全く働かない階級社会だと言う。つまり生産に携わる人間の中でも特定のクラス以上はこれも又働かない。大卒などのエリート層は北朝鮮経済を流通するはずもないミサイル製造に熱中している。
物々交換とほぼ変わらない経済
北朝鮮は物々交換にほぼ等しい原始的な経済だ。簡単に言えば、食料と生活用品などを交換できれば運が良いというレベルだ。例えば、大根1本と石鹸を交換する際にその仲介として紙幣があるだけに過ぎない。つまり、大根が不足すれば石鹸も不足するというのが原則となる。
食糧支援は経済にプラスにならない
ここに食糧支援をしたところで何になるだろうか。一定期間の飢餓状態を緩和する以外、経済的には何にもならない。生産者が食料を生産し、市場の中で交換しなければ意味が無いからだ。
つまり、北朝鮮は働かないから貧しいのだ。