金正恩による不動産詐欺 エリート官僚に相次いで競売に参加させて国庫に納金

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過去、北朝鮮で不動産バブルがあった。２,０００万円以上の不動産など、あの経済水準の共産国の国民には買えない物件だ。北朝鮮は常に外貨が不足しており、地下経済は北朝鮮の大きな経済基盤として支えている。表向きには不法とされる外国製品やDVDに巨額の資金が流入している。

平壌の牡丹峰地域興武洞の高級ヴィラの半分以上が空いていることに気づいた金正恩が、国家主導の競売を行った。競売当時、当局は「金の出所と落札者の背景は問わない」ことを指示した。闇市場から得たお金が摘発される心配がないため、海外から核・ミサイル開発部品を調達・研究・分析する１１局の機関に勤めるエリート官僚が相次いで競売に参加し、購入金額は約２,３００万円にも昇った。

国のリーダーが自ら不動産詐欺

２年後の２０１９年末、金正恩は突然１１局幹部に新築の高級マンションを提供すると言い出し、一般職員には中間地域のマンションが与えられ、万景台地域の新築マンションは課長クラスに与えられる。誰も金正恩のマンション提供を拒否できる者は居ない。彼らは高級ヴィラを相次いであきらめ、新しいマンションに引っ越した。もちろん、元々半分近くの部屋が空いていたので、不動産価格が下がり続けても誰も買えない。

金正恩は競売でエリート幹部に高級ヴィラを売りつけた後、質の悪い新築マンションに移らせ、差額を国庫に入金したという話だ。２０２１年現在、国有住宅の個人売買根絶の指示を出すなど不動産価格が１０分の１下落した。

ソース記事：Yahoo News

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