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第二次世界大戦から見る欧州とロシア 緩衝地帯は必要かそれとも必要でないか

2022-02-24  カテゴリー:ロシア

第二次世界大戦から見る欧州とロシア 緩衝地帯は必要かそれとも必要でないか

Photo by Paul Brandner (licensed under CC0 1.0)

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世界最多の死者数を出したソ連

 欧州の歴史は複雑だ。第二次世界大戦の時ソ連は世界最多の死者数を出した。18,000千人?24,000千人とも言われる。

当時のソ連の人口が168,524人であるから、人口の13.6%?14.2%がこの戦争で亡くなったことになる。理由はナチスがあまりにも強く、その他欧州の国々は歯が立たなかった。

イギリスのチャーチルはナチスの侵攻に恐れをなし、アメリカのルーズベルトに電話をかけて参戦を依頼するがルーズベルトはこれを断り、チャーチルはしばらく動くことができなかったという。

ナチスを敗戦に追い込み東欧の盟主となったソ連

ナチスの進軍を結果的に食い止めたのがソ連だった。その為これだけの突出した死者をソ連は代償として払うこととなった。

その意味で欧州はソ連によってナチスから救われたのだ。

終戦後東西冷戦時代となり、欧州の半分をソ連が実質上の支配下に置いた。西欧にはアメリカを筆頭としたNATOが誕生する。アメリカは欧州の戦争には参加せずに全く成果が無かったのに。

日本を敗戦に追い込み自由主義国の盟主となったアメリカ

アメリカは日本を敗戦に追い込み、自由主義諸国の盟主となった。日本の戦中の死者数はソ連の約10分の1強であり、人口に対して3.6%?4.3%が亡くなったことになる。どれだけソ連の死者が多かったかが分かるだろう。

アメリカが終わらせた日本の戦争は、アジア諸国が戦後植民地政策に抵抗し次々と独立を果たしたため、実際には欧州にとっての利益は無かった。

歴史から見るロシアの思いとは

少なくともあの戦争で欧州において多大な成果を上げたソ連だったが、1991年以降ソ連を筆頭に社会主義国は次々と崩壊し、今や欧州では見る影もない。

プーチン大統領は、ウクライナのNATO加盟を強く反対し、欧州に騙されたと何度も口にした。

ロシアはウクライナを緩衝地帯として残したい。逆に言えば欧州はロシアの国境線にまでNATO軍を配備するつもりなのか?誰が欧州を救ったと思ってるんだ。という思いかもしれない。



POINT

今回のロシアの行動は明確に国際法違反であることは間違えありませんが、歴史を見ると複雑な印象です。NATOにとってウクライナが加盟するメリットはどの程度あるのでしょうか。





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