ラスク書簡が送られ竹島を日本領としたサンフランシスコ平和条約発効 - 講和会議に参加できなかった韓国
2021-06-05 カテゴリー:竹島問題Photo by Yoichi Okamoto (licensed under CC0 1.0)
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竹島の領有を講和会議に訴えようとした韓国
1951年7月19日You Chan Yang駐米韓国大使がダレスを訪ね、韓国政府の指示により、Dean G. Acheson国務長官宛て文書を手渡した。
サンフランシスコ平和条約 第2条(a)に対する修正要請であり、「朝鮮並びに済州島、巨文島、欝陵島、独島及びパラン島を含む日本による朝鮮の併合前に朝鮮の一部であった島々に対するすべての権利、権原及び請求権を1945年8月9日に放棄したことを確認する」に改めるようにという内容だった。
発行されたサンフランシスコ平和条約第2条
(a)日本国は、朝鮮の独立を承認して、済州島、巨文島及び欝陵島を含む朝鮮に対するすべての権利、権原及び請求権を放棄する。
実際の講和条約の条文からは独島、パラン島の文言は削除されることとなったということだ。
韓国の要求を退けたラスク書簡
ラスク国務次官補は、書簡を送り「合衆国政府は、遺憾ながら当該提案に係る修正に賛同することができません。合衆国政府は、1945年8月9日の日本によるポツダム宣言受諾が、同宣言で取り扱われた地域に対する日本の正式ないし最終的な主権放棄を構成するという理論を条約がとるべきだとは思いません。
独島または竹島ないしリアンクール岩として知られる島に関しては、この通常無人である岩島は、我々の情報によれば朝鮮の一部として取り扱われたことが決してなく、1905年ころから日本の島根県隠岐支庁の管轄下にあります。この島は、かつて朝鮮によって領土主張がなされたとは思われません。」と回答した。
MEMO
韓国の執拗な要求に対してアメリカは最終回答として韓国の竹島領有権を否定しました。同じく領有権を主張したパラン島に至っては存在すらしない島でした。
日本の領土領海はサンフランシスコ平和条約によって決定
ご存じのように、サンフランシスコ講和会議には52ヶ国が参加し、日本が主権を放棄するもの、放棄しないものについての合意がなされたことと、戦後補償の問題の解決を踏まえ、日本が国際社会に復帰した会議となる。
ちなみに52ヶ国中49ヶ国が調印した。調印しなかった3ヶ国はソ連、チェコスロヴァキア、ポーランドで、中国が参加をしていない点で無効だという理由だ。
ここまで国際的に1国の国境を決めた例は無い
韓国は竹島を国際法上韓国の領土だと主張するが、その国際法とは何を指しているのだろうか。各国は多かれ少なかれ領土問題を抱えているが、このような大きな国際会議で各国が調印し領土を確定した国際会議は無いでしょう。
POINT
国際法上も歴史的にも竹島が日本であることは明らかです。韓国の主張は全く根拠に基づかないものです。