ウクライナ問題はNATOが全ヨーロッパに拡大するきっかけとなるのか非加盟国も動き出す
2022-01-27 カテゴリー:ヨーロッパクリック応援よろしくお願いします。
NATO入りする東欧諸国
北マケドニア 2020年3月27日
モンテネグロ 2017年6月5日
アルバニア 2009年4月1日
クロアチア 2009年4月1日
ブルガリア 2004年3月29日
エストニア 2004年3月29日
ラトビア 2004年3月29日
リトアニア 2004年3月29日
ルーマニア 2004年3月29日
スロバキア 2004年3月29日
スロベニア 2004年3月29日
チェコ 1999年3月12日
ハンガリー 1999年3月12日
ポーランド 1999年3月12日
1991年にソ連が崩壊した後に旧東陣営からNATOに加盟した国です。現在多くの欧州諸国がTATOに加盟している状態となります。
NATO加盟国とロシアで国境を接している国は、ノルウェー、エストニア、ラトビアですが、接している国境線はどれも長くは無い。
ウクライナとロシアが接する国境線は1,576km
ベラルーシは独裁国家なので置いておき、今回ここにウクライナとジョージアがNATO加盟申請をしているのですが、どちらもロシアと国境を接します。
ウクライナがロシアと接する国境線はあまりにも長く1,576 kmに達します。ウクライナのハリコフから首都モスクワまで750km程度、ウクライナ首都キーウからでも870km程度となります。
緊張緩和を目的に会談するも平行線
ウクライナのNATO加盟申請をめぐってロシアはウクライナ国境付近に10万人に軍隊を進めています。
緊張状態に対して1月21日にブリンケン国務長官とラブロフ外相がスイスで会談を行いましたが、平行線で終わりロシアはNATOの東方拡大に明確に反対をしました。
これに対してアメリカは名言を避け来週回答すると答えるに留めました。そしてバイデン大統領は26日、プーチン大統領個人に対する経済制裁に言及しています。
ウクライナが加盟したらドミノ式
今回ロシアがNATOの圧力に屈する形でウクライナを諦めた場合、NATO非加盟国のフインランドやスウェーデンが加盟することも可能となる。
現実にフィンランド、スウェーデンのNATO加盟申請議論が再燃しているとFINANCIAL TIMESが伝えている。
今回の問題はウクライナ問題だけではなく、NATOとロシア、欧州のNATO非加盟国を含んだ流れに発展する可能性があります。
ウクライナをロシアが放棄した場合、ロシアは完全に欧州諸国から軍事的に孤立した状態となるでしょう。