カンボジアシアヌーク前国王は戦後昭和天皇を励ます為に来日し対日戦後賠償請求権を放棄 - 日本カンボジア友好橋
2021-06-06 カテゴリー:アジアPhoto by Ace Morandante (licensed under CC0 1.0)
Photo by Io Herodotus (licensed under CC BY-SA 4.0)
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戦後日本を励ましに訪れたカンボジア国王
カンボジアのシアヌーク前国王は第二次世界大戦での日本の敗戦後、落ち込んでいた日本に対し、昭和天皇を励ます為に来日した初めての国王だ。カンボジア政府は1954年にはカンボジア日本公使館に対し、対日戦後賠償請求権の放棄を宣言。ポル・ポトによる動乱が発生し独裁者が実権を握った後、疲弊したカンビジアに対し国際援助で駆け付けたのは日本の自衛隊だった。
日本の技術者が完成させた友好橋
日本の自衛隊は地雷除去、道路整備などで多大な成果を上げた。1963年に日本の支援で日本カンボジア友好橋が建設された。地雷、不発弾、ポル・ポト残党ゲリラによる爆破予告、日本人への殺害予告が行われる中、日本人技術者が友好橋を完成させた。ポルポト派らの内戦で封鎖されたままだったが、1994 年 2 月 25 日に再開通した。
日本カンボジア友好橋 Io Herodotus (licenced under CC BY-SA 4.0)
現国王のあだ名はTOKYOちゃん
日本カンボジア友好橋は、1,000リエル紙幣の裏側に描かれた。東南アジアで水道水が唯一飲める場所はカンボジアの首都プノンペンとなっている。北九州市の水道施設援助により実現した。現国王のノロドム・シハモニ国王は、父親のシアヌーク前国王から、あだ名としてTOKYOちゃんという名前をもらった。