ネパールの教育問題と日本の支援活動 - 日韓併合時代にも行われた学校教育の普及活動
2022-02-14 カテゴリー:アジアPhoto by Adam Jones (licensed under CC BY-SA 2.0)
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ネパール支援を行う日本
ネパールは中国と国境を接し、アジアの発展から取り残された国だ。ネパールのルンビニは仏陀が生誕した地でもあり、現在はヒンドゥー教徒が多い。経済孤立化の一つに中国共産党は仏教、ヒンドゥー教を排斥をするのだからその理由もあるのだろうか。日本はネパールに多くの支援を行ってきた。日本への留学生は国別でネパールが第三位となっている。
未だ女子の地位が低い
ネパールの農村地区では未だに女の子が学校に通うのは難しい。結婚すれば家から出て行ってしまうのだし、それまでは働き手として必要な労働力であり、家が娘を学校に通わせる理由が経済的に無いのだ。ネパールから日本の大学に留学を果たした男性が村に学校を設立し、日本人と共に視察に行くのだが、ネパールの家庭事情の壁にぶつかり、学校に通いたいという女の子が父親の理解が得られず通学ができない。そこへネパール人と日本人で父親を説得し学校に通う許しを得る。
アジアに学校を建て続けた日本
日本統治時代に日本はアジアに多くの学校を設立した。朝鮮半島も同じだ。そこには今ネパールで起っている文化や通年の壁があり、日本人が教育について子供の親の一人ひとりを説得する仕事を永遠に繰り返した。朝鮮半島だけではなく、台湾、インドネシア、マレーシアなど日本統治下の国々は全てだ。先ずは識字率の向上である。歴史的に日本では文字が読めなければ不便だろうと町中で寺子屋という私塾が多く解説され、江戸時代には識字率がすでに80%に上っていたという。
識字率が圧倒的に低かった朝鮮半島
日韓併合前、朝鮮半島では識字率は圧倒的に低かった。両班以外平民は80%が文盲だったと言われている。奴婢に至っては壊滅的だ。文字が読めなければ学問をすることはできない。日本は朝鮮半島に学校教育制度を導入させ、身分制度も廃止し全ての子供たちが学校に通うことができる環境を作った。そして様々な事情で学校に子供を通わせない両親を説得しに先生自らが家庭を訪問していったのだ。
制度だけでは社会は変わらない
身分制度を明日から撤廃しますと言えば次の日から消えてなくなるわけではない。1930年代にも朝鮮半島に奴婢は存在したというし、学校に通えない子供もまだ多くあった。制度を導入するだけではなく多くの日本人がその制度が実際に運用されるために何百年も続いた通念を変えるべく、人々を説得して行った一人一人の努力が在った点は重要だ。
POINT
韓国は日本に収奪された、奴隷化されたというが、身分制度を廃止して学校教育を導入する植民地がどこにあるのでしょうか。