アメリカ大陸を見れば当時のアジアが分かる - 地球規模の西洋植民地政策の網の中に在ったアジア
2021-11-03 カテゴリー:アジアPhoto by Unknown author (licensed under CC0 1.0)
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アメリカ大陸は植民地支配の縮図
現在のアメリカ大陸を見てみると当時の植民地政策、そしてアジアが見えてくる。アメリカ大陸に現地人の国があるだろうか。
北米は主にイギリス、フランス、オランダ。南米はスペイン、ポルトガルなどだ。現在アメリカ大陸に在る国々は大航海時代に海に出ることが出来た国々だ。
海に出られない国々との経済格差
アメリカ大陸にドイツ植民地、イタリア植民地は在っただろうか。彼らは他国の海域を通過しなければ、大西洋に出ることが出来ない。ロシアは冬に港が凍るため、大陸にシベリア鉄道を建設し北東アジアの植民地政策に向かっていた。
シベリア鉄道の終着駅は朝鮮半島の目と鼻の先のウラジオストクである。第二次大戦のヨーロッパの構図を見た場合、植民地政策を推し進めている国と、それ以外の国家による戦争であることが分かる。つまり植民地政策によって生まれた経済的な格差が根底にある。
MEMO
アメリカ大陸の支配民族はイギリス、フランス、オランダ、スペイン、ポルトガルなど。
戦前のアジアは同じ網の中に在った
アジアを見た場合どうだろうか。同じようにイギリス、スペイン、オランダ、フランス、ポルトガルの植民地だ。アジアは終戦後次々と独立を達成したため、アメリカ大陸とアジアは別の環境になっているが、歴史を見た場合同じ植民地政策の網の中にあった。
日・独・伊三国同盟とは独・伊による欧州の戦争と日本によるアジアの戦争にお互いが干渉しないという不干渉条約となっている。日本がアジアから白人植民地を排除するという戦争に対して利害が一致していた。
植民地政策に遅れを取っていた独・伊は欧州で戦争を行い、アジアの白人植民支配と日本が戦った。
POINT
第二次世界大戦の時代のアジア植民地政策を見れば現在のアメリカ大陸の白人の祖国と同じ顔が並びます。