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朝鮮半島は地理的に中国大陸が蓋をし、歴代朝鮮王朝は属国化 - 大陸半島から見た日本の位置づけとは

2022-05-16  カテゴリー:李氏朝鮮

万里の長城

万里の長城 Photo by Unknown author (licensed under CC0 1.0)

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朝鮮半島は地理的に中国大陸が蓋

朝鮮半島は、半島の地理的特性から中国大陸がすっぽり蓋をしたような地形となっていることから、中国とは切っても切り離せない歴史を持っている。韓国の人々が持っている被害者意識や、日本に対する敵対心とは一体何なのだろうか。韓国から見る中国と日本の歴史的な違いは、地図上から見る地政学的な理由が大きいが、それだけではない。支配民族と被支配民族という構図で考えてみたい。

建国から中国の属国

伝説上には檀君朝鮮、箕子朝鮮という国があり、考古学上存在していたとされるのはその後の衛氏朝鮮からとされる。伝説上の箕子朝鮮は、中国の殷の箕子が建国したとされ、衛氏朝鮮も中国の燕の国の衛氏が建国したものとされている。いずれも中国の属国として建国されている。

その後も中国からの侵攻を受け続ける朝鮮

その後高句麗、百済、新羅が乱立する三国時代を経て隋による高句麗侵攻、唐による高句麗侵攻を受ける。高麗が統一王朝を作るものの建国後まもなく後唐の冊封下に置かれる。そして中国の元の時代にモンゴル帝国の侵略を受けて属国となる。日本には元寇としてモンゴル、高麗連合軍が2度の日本侵攻を実施して失敗している。

李氏朝鮮を建国した李成桂は女真人ともいわれ、女真人とは満州地域に居た民族であり後にホンタイジが中国で清王朝を開く。

異民族支配を受けて来た中国と朝鮮

朝鮮民族は中国から見ると万里の長城の外側に住む異民族として認知され、それらの民族は遊牧民族として生活を主に行っていたが、朝鮮民族は半島という地理的な関係上定住することになったものと思われる。匈奴、鮮卑、契丹、女真、満州、蒙古などの北方民族は中国漢民族の脅威であると共に、朝鮮人にとっても脅威であった。

中国の歴史を見てみた場合、その大多数を占める漢民族が建てた統一王朝は数えるほどしかなく、歴史上の大半を異民族が中国大陸を支配してきた。

北方民族から歴史を見る

世界史を見る中で北方民族を中心とした歴史というものを見かけたことは無いが、あえてその構図で見るならば、中国大陸も朝鮮半島もいずれも北方民族の侵略を受け支配されて来た歴史ということが共通点として見えてくる。上記の朝鮮半島に侵攻した隋も唐も元も、中国では漢民族を中心として考えれば異民族国家である。朝鮮半島を中心して見た場合も異民族国家である。

朝鮮半島に対しては異民族による小規模な直接的な侵攻以外に中国大陸支配を経て朝鮮半島に侵攻してきたというのが大半の流れとなる。このような構図の中で日本は中国の周辺民族の中に分類される。地理的に表現すると北夷に対して日本はその意味で東夷と呼ばれる。中国、朝鮮半島に共通する周辺民族ということになる。

日本統治だけを糾弾する韓国

上記の意味で日韓併合を見た場合、朝鮮半島は中国とも共通する異民族国家に支配されたということになる。それは中国にとっての異民族国家でもある。


韓国人がそれまで1000年以上も中国に支配されて来たことには文句を言わず、日本の35年間だけについて1000年恨むという矛盾を指摘する意見もあるが、実は中国という国そのものが同じく被支配地域の歴史であったという複雑な背景があるのだろうか。日本は歴史上、今でも中国、朝鮮半島の共通の敵として認識されているということかもしれない。



POINT

韓国の被害者意識は歴史的に培われたものだと言われますが、地球儀をもっと引いて見て見ると中国大陸も侵略されて来た歴史そのものです。このことを踏まえて日本は毅然と日本の立場を明確にするべきでしょう。





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