金玉均は韓国で何故評価されないのか - 韓国大統領は何故靖国神社を参拝しないのか

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韓国で評価されない金玉均

何故韓国で金玉均が評価されないのか不思議だ。少なくとも日本での評価とは真逆の評価となっている。３日天下というのは彼を揶揄する言葉だろうか。確かに彼らが起こした甲申政変はあまりにも不用意なクーデターであったと言われているが、韓国人にとっては金玉均よりも、伊藤博文を暗殺した安重根の方が遥かに英雄なようだ。

日本型近代化を目指した金玉均

日本は有色人種の国家として唯一産業革命及び近代化に成功した国だ。金玉均はこれに着目し朝鮮半島の近代化を目指した。甲申政変の失敗の後、金玉均は日本に亡命し日本近代化の中核を担った人々と交流を深めた。

東アジアの独立自尊を唱えた三和主義

金玉均が唱えた三和主義とは日本、朝鮮半島、中国が互いに独立を保ち協力し合い西洋の植民地政策に対抗しようというものだ。このような思想は日本の要人が目指す道と相通じるものが在った。

中国の辛亥革命を支えた宮崎滔天は金玉均は朝鮮半島の孫文となる人物であったと称した。

暗殺されて失敗した人物という評価

金玉均は上海で暗殺された後、遺体は朝鮮半島に戻される。二度目の処刑を受ける為だ。バラバラに切断された遺体は朝鮮半島中に晒された。

以前韓国人に何故金玉均は評価されないのかと聞いた際に、金玉均は時代を見誤って失敗した人物だと語った。惨殺されたから愚かな人物だという意味だ。耳を疑う発言だった。

金玉均惨殺に激怒したのは日本人

金玉均惨殺のニュースは日本国内を怒りの渦に巻き込んだ。葬儀が行われた浅草の東本願寺では「清を懲らしめろ！清を倒せ！」の大合唱となったと言われている。

その半年も経たない内に東学党の乱が起り天津条約を破った清国との戦争になだれこむことになる。

福沢諭吉は金玉均を可愛がっており、何度も私邸に招き入れている。しかし朝鮮半島の自立近代化の目標を見限り、「脱亜論」へと繋がって行くのである。

日清戦争後に独立国となった朝鮮

結果は日本が清を倒し朝鮮半島は独立国家となった。故人となった金玉均の同士だった徐載弼により、その喜びを表現した独立門が現在のソウルに建設された。独立門は清からの独立を記念したものであるが、日本統治からの独立の象徴だと韓国では信じられている。現在金玉均の墓は日本の青山霊園に置かれている。

日本に関わる人々を毛嫌いする韓国

惨殺されたから敗者だろうか。国の為に真実の行動をした人間だけが後世にその道を委ねることができる。大東亜戦争に志願した朝鮮半島の兵士も同じだ。彼らは日本の為に戦った訳ではない。朝鮮半島を守る為に戦ったのだろう。

当時の朝鮮半島の近代化を支えた人々も売国奴のように扱われる。このような真実の発展を目指す人々を韓国は大嫌いのようだ。

大東亜戦争で殉死した朝鮮半島の兵士が眠る靖国神社に韓国大統領が参拝しないのは、これも又不思議でならない。韓国は真実の歴史を子供たちに教え、朝鮮半島を守る為に戦った兵士たちに敬意を払うべきである。