安重根千葉十七顕彰碑 看守であった千葉が受け取った安重根の遺墨
2021-07-04 カテゴリー:日韓併合Photo by An Jung-geun (licensed under CC0 1.0)
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千葉十七は宮城県栗駒町猿平出身で、当時陸軍憲兵として旅順獄中安重根を看守する役割を担っており、27歳の青年だった。死刑を目の前にして切々と語る安重根の東洋平和論と民族独立への悲願について、千葉は深く心を動かされた。
二人はいつの間にかお互いに敬愛する気持ちで結ばれ、死刑執行5分前、安重根は千葉に一葉の書を書いて送った。「殉国献身軍人本分」千葉は遺墨を帰国する際に密かに故郷に運び、遺族たちも目を避けて保管していた。
1979年安重根生誕100周年、死去70周年に際し、千葉の遺族がこの遺墨を東京韓国研究院に贈呈。現在は韓国の国宝として「安重根義士崇慕館」に祀られている。顕彰碑は日韓両国の友好を願い千葉の故郷に建てられ、千葉の墓の隣にも石碑を建てた。