中国のGDPの改ざんは旧ソ連から教えてもらった会計テクニック
2021-07-17 カテゴリー:中国Photo by Unknown author (licensed under CC0 1.0)
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ソ連崩壊後に明らかになったことだが、ソ連のGDPは公表の僅か半分しかなかった。1929年から1985年までの56年間で国民所得は90倍(実際には6.5倍)。平均成長率は8.3%としていたが実際には3.3%だった。
米国のノーベル経済学賞受賞者のポール・サミュエルンという学者でさえもソ連の統計を信じ、ソ連は成長していると言ったほど、その改ざん手法は緻密なものだった。
1949年に建国された中華人民共和国は改革を行ってきたが、その司令塔となったのはソ連大使館であった。その後毛沢東の文化大革命、鄧小平の改革開放を経ても統計手法は引き継がれた。
中国は資本主義ではない。外国企業が中国に会社設立をする際も合弁形態であり、投下した資本を外に持ち出すことはできない。GDPの改ざんは外国からの投資を呼び込む為に有効であり、投資された資本は返還する必要はない。
現在の中国が公表する数字は参考程度、参考にもならないのかもしれない。