人口14億人を抱える多民族国家中国。この前例の無い国家で民主化は可能か。
2021-12-03 カテゴリー:中国Photo by GNU Free Documentation License (licensed under CC BY-SA 3.0)
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中国は太り続けた子供
中国は異常に肥満した子供の様な国家だ。中国人口は14億人であり、その一人一人に少しの栄養を与えただけで中国共産党は巨大な資金を得ることができる。中国の一人当たりGDPは1万ドルを少し超えた状態だが、14億人が先進国同様に車を買い、消費をした場合オゾン層は瞬時に穴が開き、地球の資源は枯渇するだろう。これは歴史的に前例のない人口を束ねる中央集権独裁国家を私たちは目撃しているのだ。
MEMO
広大な国土を持つ国としてロシアがありますが、ソ連時代からも連邦制であり地域分権によって運営されていました。
多民族国家を束ねる中国共産党
中国の民主化は可能だろうか。中国は56の民族と55の少数民族が居て、それらを統治するには中央集権独裁しか方法は無いと中国は考えている。
中国で最も人口が多いのは広東省で1億人を超え、通常の国家の2?3倍の人口を持っているのだ。この膨大な人的資源は元の時代の拡大によって得た地域を厳然と中国領土とすることにあり、ウィグルもその一つだ。
統治できないから独裁。それが本音。
中国の矛盾はこの広大な国家面積の中で中国共産党という単一政党が中央独裁国家を担っていることだ。統治不能だから独裁なのだ。第二次世界大戦前においては西洋諸国は中国はあまりにも面積が広いので租界を置き分割統治を行おうとしていた。
中国問題を解決するのは皮肉にもこの手法だっただろう。14億人を統治する単一政府による民主主義など実現可能だろうか。この膨大な人口の人権を隅々まで国家がケアをする仕組みは世界の歴史の中で前例が無い。
POINT
中国はあまりに広い多民族国家です。これらを民主的に統治する為には分権、もしくは分割しなければ一人ひとりの人権を守るなど夢の話かもしれません。