中国外交部「当選おめでとう」… 中国メディア「ユン・ソクヨル氏は韓国のトランプ」
2022-03-11 カテゴリー:中国Photo by China News Service (licensed under CC BY 3.0)
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新大統領に祝意を送る中国
中国外交部の趙立堅報道官は10日、定例記者会見で、「中国は尹錫烈(ユン?ソクヨル)次期大統領が韓国の新しい大統領に選出されたことを祝う」とし、「我々は国交正常化30周年を機に、韓国とともに両国関係の健康的で安定的な発展を推進することを望む」と明らかにした。
反面警戒を強める中国
しかしこうした公式立場と違い、中国外交専門家たちは大統領選挙期間中、中国が強く反対してきた高高度ミサイル防御体系(高高度ミサイル防御体系)追加配置とクワッド(米国?日本?インド?豪州4カ国安保協議体)参加に言及した尹次期大統領が実際にどのような対中政策を展開するのかに対し、神経を尖らせている。
韓国のトランプと揶揄
この日、新華社通信やCCTV放送など中国の主流メディアは「相互尊重の韓中関係を発展させる」という尹次期大統領の感想などを紹介したが、愛国主義性向のインターネットメディアである観察者網は尹次期大統領に対し「韓国のトランプ」という評価が出ていると伝えた。 中国メディア「彭彭氏」は尹次期大統領が米韓同盟強化を掲げているとし、「今後、韓中関係は比較的大きな挑戦を迎えることになるだろう」という吉林大の王暁克教授の分析を紹介した。
中韓関係は最悪になると予測
中国シンクタンクの曹辛(チャ?ハル)学会国際世論研究センター秘書長は本紙の電話取材に対し、「尹次期大統領がクワッドに加入する場合、韓中関係はサード事態以上に悪化するだろう」と予想した。 チャ秘書長は「サードは北朝鮮ミサイル脅威という理由でもあったが、クワッドは中国を狙う意図が明らかだ」とし「加盟が決まれば、中国は韓国企業の中国市場接近を制限し、貿易を中断するなど強力な制裁に乗り出す」と述べた。 また「中国が今秋の第20回党大会で新指導部の構成を控えている状況で(大衆牽制は)これに対する妨害と破壊の試みとして受け入れられる」と述べた。
足元を見る中国
胡錦濤前環球時報編集者は自身のソーシャルメディアに「韓国の対中貿易額が米国、日本、欧州との貿易額を合わせたものより多い」と指摘し、「(外交政策で)米国に偏った微調整がある可能性はあるが、大統領府が韓中関係を覆す大きな一歩を踏み出すはずがない」と述べた。
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