CIAがゼレンスキー氏に国外亡命を要請 国内に残ったゼレンスキー氏は英雄に
2022-03-01 カテゴリー:ウクライナ
Photo by The Central Intelligence Agency (licensed under CC0 1.0)
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CIAがゼレンスキー氏に国外亡命を要請
アメリカがCIAを通じゼレンスキー氏に対し、あなたはロシアの「第一目標」だ。我々はあなたと家族を国外に避難させる準備が在ると伝えたとワシントンポスト(WP)が報道した。CIAウィリアム・バーンズ長官はウクライナを訪問し、ゼレンスキー大統領に先のような問題を言及したとされている。
これに対してゼレンスキー氏はウクライナ国内に残ると発言し、国内では「勇気が在る、英雄だ」という評価となった。
さて、もう一度CIAの要請を見てみよう。これは一国の大統領に対して国外への亡命を促している。どの世界に戦時下にある、もしくは戦争の危険のある国の大統領が国外に亡命するだろうか。
アフガニスタンで前回そのような事件が起きたが、明らかな政権放棄と見做される。アフガニスタンのガニ大統領はタリバンの侵攻から逃れ国外に亡命し、瞬く間にタリバンがアフガニスタンを制圧した。
大統領権限こそが戦争に必要
大統領には強力な権限が付与される。最も重要なのは戒厳令と軍隊の総司令官としての権限だ。戒厳令は発令されれば超法規的な国内規制が可能となる。
軍の総司令官であれば大統領の許可が無ければ実行できない作戦が多くある。つまり、アメリカはゼレンスキー氏にこれらの権限を放棄して国外に逃げろと促したことになるだろうか。
つまり、大統領を辞めて戦争を終わらせろという意味にも取れるのだ。
POINT
アメリカは当初からウクウライナ問題に対して第三者的な立場に居ました。米軍をウクライナに派遣しないことを早い段階で公表し、NATO各国も同じ対応でした。
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