小野寺元防衛大臣がウクライナ問題でバイデンを暗に批判 日本も台湾も同じことになる
2022-02-24 カテゴリー:ウクライナPhoto by Secretary of Defense (licensed under CC0 1.0)
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小野寺元防衛大臣は今回のウクライナの件に対して日曜報道に出演し見解を明らかにした。
- トランプ時代は軍事的アセットを排除することはなかった。バイデン大統領はそれを排除した。プーチンはアメリカは口だけだと見透かした。
- 同じことがアフガニスタンでも起った。ウクライナでも起こった。台湾でも起こる可能性がある。
- ゼレンスキーはNATOに入って守ってもらいたいだけではなく、自分の国を自分で守るという意思が必要。それによって他国の応援が得られる。これは日本にも言える。
- 経済制裁はクリミア半島の時も何もできなかったから、大したことは出来ないと思う。
- 台湾はアメリカと軍事同盟関係に無い。アメリカの今の姿を見て、台湾は結局見捨てられる。中国と仲よくしようという風潮が台湾内で生まれる
ウクライナ問題は台湾問題と似たような構造になっており、台湾は独立宣言すらしていない。アメリカも日本も国家承認すらしていない状態です。
この関係の中で具体的にアメリカがどのような法的な建前で台湾防衛を行うのか、今回のウクライナ問題で懐疑的にならざるを得ません。
アメリカの台湾関係法の中には台湾防衛の為の武器の供与以外は、「適切な行動」という曖昧な文言しか書かれていません。
台湾は国際的には中国に帰属していることになっています。国連も中華人民共和国を中国の代表政府として規定しています[参照]。
台湾独立はまさに国際社会に台湾が国家であることを宣言する独立宣言が必要であり、それを関係国が国家承認する流れになります。
国家承認の後に同盟関係を初めて結ぶことが出来ます。その前に、中国が進攻してくれば、どの国が台湾を助けるでしょうか。
POINT
トランプ元大統領であれば、ウクライナ問題で軍事的なオプションを排除しなかっただろうし、台湾の独立承認に踏み切ることもしたでしょう。プーチン大統領は親ロ勢力の独立承認をいとも簡単に行ったではないですか。
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