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ウクライナ親ロ勢力をプーチン氏が独立承認 ウクライナを進攻しないという意味が明らかに

2022-02-22  カテゴリー:ウクライナ

ウクライナ親ロ勢力をプーチン氏が独立承認 ウクライナを進攻しないという意味が明らかに

Photo by Qypchak (licensed under CC BY-SA 3.0)

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ウクライナからの2カ国独立を承認

2月22日、ウクライナ東部の「ルガンスク人民共和国」と「ドネツク人民共和国」をプーチン大統領が独立を承認した。

ミンスク合意(ミンスク議定書)は、2014年9月5日にルガンスク人民共和国、ドネツク人民共和国、ウクライナ、ロシアで交わされた内戦の停戦合意書であるが、この停戦合意は実質無効状態で内戦が再開されていたが、名実ともにミンスク合意は破棄されたことになる。

クリミア半島問題は、クリミア半島を独立させ、ロシア系住民保護を目的としてロシア軍が介入したという立て付けになっている。結果的にはクリミア半島は住民投票によってロシアへの編入を決定した。

ウクライナを進攻しないという意味

プーチン大統領はウクライナへの進攻は行わないと一貫して表明していたが、その答えがこれだったということだ。ウクライナには進攻しないが、ルガンスクとドネツクには進攻する可能性がある。

ロシアにとってこの地域はウクライナではないと言うことだ。

ルガンスク人民共和国が人口1,497千人、ドネツク人民共和国が2,299千人なので計3,796千人となる。ウクライナ人口が4,413万人であるから、人口の8.6%が離脱することになる。

クリミア半島の人口が1,967千人であるから、これを現在のウクライナ人口に加算し計算するとウクライナ人口の12.5%をロシアは手に入れたことになる。

ルガンスク人民共和国とドネツク人民共和国をウクライナ軍が攻撃をした場合、ロシアとウクライナの戦争が始まる。ロシアがウクライナ進攻によって戦争が始まる訳ではなく、ウクライナが「ルガンスク人民共和国」と「ドネツク人民共和国」を進攻したという理由づけになる。

そして何よりもNATO加盟条件として、その国が内戦状態に無いことというものがある。ウクライナが、ルガンスクとドネツクを自国の領土だと主張しても、停戦合意は無効となっている為、制圧に乗り出した場合内戦状態となりNATOに加盟できなくなるのだ。



POINT

プーチン大統領がウクライナに進攻しないという意味が明らかになったようです。バイデン氏よりプーチン氏の方が一枚上手なようです。





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