ウクライナ南部のザポリージャ原発をロシアが掌握したとIAEAが明らかに
2022-03-03 カテゴリー:ウクライナPhoto by IAEA Imagebank (licensed under CC BY 2.0)
クリック応援よろしくお願いします。
IAEAがロシアのザポリージャ制圧を発表
ウクライナ南部のザポリージャ原発をロシアが掌握したとIAEAが明らかにした。
ロシア国防省がIAEAに掌握を通知。ウクライナ側は否定をしていたが、仮にロシアが同原発を掌握していた場合、ウクライナ最大の原発を抑えたことになる。
ウクライナ国内の原発の半分にあたる電力を生成しており、ウクライナで発電される総電力の5分の1を発電している。
ザポリージャ州をロシアが制圧した場合、ルガンスク、ドネツクからザポリージャ、クリミア半島へ向かう一帯を制圧することによりアゾフ海をロシアは手に入れることができる。
ロシアの本来の目的は
ロシアの目的の一つに「海」があると言われていた。その為ザポリージャはクリミア半島とドネツクを結ぶ連結地域となっているからそこを制圧する。
その様に考えるとオデッサ州というものがウクライナ西南にあるが、41.9%がロシア語を話す地域となっている。
オデッサまでを制圧すればロシアは、ドネツク、ザポリージャ、クリミア半島、オデッサとウクライナ南端を制圧することになり、黒海を手に入れることがでる。そして黒海を中心にモルドバ、ルーマニア、ブルガリアを睨みつけることができるのだ。
現在キーウへ向かう軍に注目が集まっているが、ロシアにとって黒海はこの戦争の大きな目標だと言われている。
POINT
ロシアは不凍港(冬でも凍らない港)を歴史上求めてきました。黒海を手に入れることはロシアの歴史に名を遺すとも言われているようです。