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露・ウクライナの5回目の停戦交渉がトルコで行われ終了 - 今後多国間交渉の可能性は?

2022-03-30  カテゴリー:ウクライナ

イスタンブール

イスタンブール Photo by Mostafameraji (licensed under CC0 1.0)

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トルコで行われた5回目の停戦交渉

29日トルコのイスタンブールでウクライナとロシアの停戦交渉が行われた。

ロシア国防省のフォミン次官は「相互信頼を高めて次の交渉に必要な条件を整えて条約の調印という目標を達成するため、首都キーウ周辺と北部のチェルニヒウでの軍事作戦を大幅に縮小することを決定した」と発言したとNHKは報じている。

ウクライナ側は新しい安全保障の枠組みの構築により中立化に応じると明らかにした。トルコのチャウシュオール外相は「いくつかの項目で合意ができ、これまでで最も意味のある進展があった」と評価した。

ロシアの報道はニュアンスが違っている

ロシアの報道を見てみても、軍事作戦の縮小は、キーウ?チェルニヒウ間の戦闘の停止を意味しているようだ。

チェルニヒウはロシア、ベラルーシ、ウクライナ3国の国境が接する場所のすぐ南に在る街で、つまりロシア、ベラルーシからキーウを攻略する為に通過する場所となる。

しかしロシア人のジャーナリストのユーリー・バシリエフ氏は、チェルニヒウでの戦闘の停止はロシア軍の活動の削減を意味しないと発言している。

つまり同地域で削減された兵力はその他の地域に振り分けられるというのだ。

ロシア代表団長のウラジミール・メジンスキー氏は「この条約に署名するための国家元首会議の可能性が議論されます。これは簡単な問題ではありません。

特に、ウクライナの平和と安全を保証する国々が参加することで多国間会議となるためです」と述べた。

多国間会議は実現するのか

いずれにしてもウクライナ側の求める新たな欧州の安全保障の構築を前提とした中立化という方向性に在るようだ。

そうなるとウクライナとロシアだけの交渉ではなく、NATO加盟国を含めた安全保障上の合意が必要となる。

果たしてNATOがこれまでの武器を提供する第3者の立場を変更するのかが注目される。


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