プーチン氏とマクロン氏が電話会談 - 停戦交渉は進展なし - ヘルソン州が陥落
2022-03-04 カテゴリー:ウクライナPhoto by The Kremlin Moscow (licensed under CC BY 4.0)
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プーチン氏がマクロン氏と電話会談
プーチン大統領は3日、フランスのマクロン大統領と電話会談を行い、プーチン大統領は、停戦に向けたウクライナとの交渉について「何よりも重要なことは、ウクライナの非軍事化と中立的な地位であり、これによってロシアに対する脅威がないようにすることだ」と述べ、ウクライナの「非軍事化」と「中立化」の要求について、あくまでも妥協しない姿勢を強調した。
ヘルソン州が陥落
ザポリージャ原発の制圧から、クリミア半島に隣接するウクライナ南部のヘルソン州の知事は3日、州庁舎が完全に占領されたことを伝えた。
ロシアの侵攻によるウクライナの主要都市の陥落は、初めてとなる。
さらに同日、2回目のウクライナとロシアの停戦交渉が行われたが、交渉に大きな進展はなく両国が民間人を避難させるための「人道回廊」の設置で合意し、次回の開催が決まった。
停戦交渉は時間稼ぎ
ロシアは交渉にあたって「非軍事化」と「中立化」の要求は変えないことをマクロン大統領に伝え、軍事作戦の目的は、いかなる場合でも完遂されるとした。
現在ロシアは様々な地域で作戦を遂行しており、キーウまでの進軍は25km地点で作戦が遅れていると伝えられているが、補給物資が滞っているとの情報もあり、停戦交渉は単なるロシアの時間稼ぎではないかという見方もある。
経済制裁や国連決議等で各国はロシアに圧迫を与え続けているが、プーチン氏の意志は3日に示された通りということになる。
黒海を着々と手に入れに行っており、次の目標はやはりオデッサとなるのだろうか。
POINT
プーチン氏は作戦遂行の決意を改めて示し戦闘は継続される見通しです。ウクライナを脱出する避難民は100万人を超えた模様です。