ウクライナ軍がロシア国内の従軍聖職者に砲撃 - 単なる誤爆かそれとも戦いは次のフェーズに入るのか
2022-03-26 カテゴリー:ウクライナPhoto by Dispen Kormar (licensed under CC0 1.0)
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ロシア国内の従軍聖職者に砲撃
ロシア正教会は25日、南西部のウクライナ国境付近で、ウクライナ側からのロケット弾攻撃によりロシア人の従軍聖職者が死亡したと明らかにした。
戦争は次のフェーズに入るのだろうか、それともこれは単なる誤爆なのか、ロシアによる情報戦なのか。
現在ウクライナは国内の防衛に当たっている。これはロシアが仕掛けた侵攻に対する防衛だ。ウクライナの攻撃が国境を越えてロシアに向けられた時、事態は次のフェーズに入る。
防衛戦は国内の被害を受けながら侵入してきた敵と戦う消耗戦となる。日本が自衛の為の戦闘以外を認めていないのは、このような戦闘を想定している。
自国の軍事施設や街やインフラは破壊されるが、敵国領土は無傷のままであり続ける為、戦闘は自ずと劣勢になる。今回ウウライナがロシア国内への攻撃を行ったとすれば、明らかな全面戦争へ向かったフェーズとなる。
ロシア国内への攻撃は続くのか
ゼレンスキー大統領の米下院での演説後バイデン大統領は攻撃ドローン100機をウクライナに提供すると発表している。
攻撃無人機による攻撃や、ミサイルによる攻撃が今後ロシア国内に向けて行われるなら、次はロシアの民間人に多くの死者がでることになる。
そしてロシアの世論にも多くの変化が生まれるだろう。これまではウクライナ市民が一方的に被害を受けている中での非難だったものが、自国民が被害を受け始めるとどのようにロシア世論が変化するかが気になる点だ。
POINT
防衛戦は長期戦になればなるほど不利になります。太平洋戦争で日本が劣勢になったのはアメリカ本土への攻撃が一切できなかったことが原因でもあります。