空港を貸すなら参戦と見做すとロシアがルーマニアを非難 ルーマニアはNATO加盟国
2022-03-07 カテゴリー:ウクライナPhoto by Дмитрий-5-Аверин (licensed under CC0 1.0)
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ロシアはソ連か?少なくとも歩み寄るロシアではなくなった
民主主義国家は弱体化した。中国経済に押され、自由主義国家は防衛戦一方だ。世界は中国の膨張に震え、現在進行形のロシアの軍事侵攻に震えている。
これは民主主義国家間の結束が弱まったことを意味する。米ソ冷戦時代には少なくとも強い結束があったが、ソ連崩壊後、自由主義国家は各自の経済活動に力を注いだ。敵を失ったのだから平和だということだ。
ソ連が崩壊し、東欧諸国連合も崩壊した。今はロシアとベラルーシが旧ソ連勢力を守り続けている。今のロシアはソ連だろうか。いや、ソ連ではなくロシアだ。それでは今行われていることは一体何だろうか。世界はそのような自問自答をしているのだろうか。
冷戦とは一体何だったのか
NATOの存在意義とは何だったのだろうか。ソ連を中心としたワルシャワ条約機構という軍事同盟と正面から対峙し、一発の砲弾でも第3次世界大戦になるという緊張状態の中で世界は半世紀暮らした。
バイデン氏は、第3次世界大戦になるから、ロシアとは戦争をしないと繰り返し発言している。ルーマニアはロシアから非難を浴びた。ウクライナ軍に空港を貸しているという事実を指摘され、今後も空港を貸すならば参戦と見なすということだ。
ルーマニアはNATO加盟国になる。ルーマニアがロシアから砲撃を受けたらどうなるだろうか。この場合も、バイデン氏は「第3次世界大戦だから参戦しない」と言うならば驚きであり、米ソ冷戦とは一体何だったのか、と思わざるを得ない。
ロシアの侵攻はとどまるところを知らない。プーチン氏は、ウクライナがロシアの要求をすべて受け入れた時のみ停戦があると発言した。
これは交渉の最後通告にも見える。経済制裁はウクライナ侵攻で裏目に出た。ロシアは経済制裁の損失を侵略によって補おうとしているからだ。
POINT
プーチン氏は「先進国の経済制裁は宣戦布告のようなものだ」と発言しました。皮肉なことにロシアは今後、侵攻を止める気はないように見えます。
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