戦闘機70機をウクライナに提供 - ブルガリア・ポーランド・スロバキア
2022-03-02 カテゴリー:ウクライナPhoto by Alan Wilsonk (licensed under CC BY-SA 2.0)
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戦闘機70機をウクライナに提供
ウクライナ空軍は1日、EU加盟国のブルガリア、ポーランド、スロバキアから計70機の戦闘機と攻撃機を受け取る発表した。ブルガリアからMiG-29×16機とSu-25×14機、ポーランドからMiG-29×28機、スロバキアからMiG-29×12機を受け取る。
この機体数を見た場合、戦闘機を提供する3国の該当機体のほぼ全てである可能性が高い。
そしてポーランドは作戦に必要な戦闘機離発着用の空港の使用許可を出した。
これは参戦ということなのか、単に戦闘機の使用許可と空港の使用許可なのかは不明だが、事実上この3国の空軍力の大半が使用可能になったということだろうか。
空軍力に対する支援に拡大
MiG-29はロシアのミグ設計局が開発したもので、ロシア空軍でも300機以上を保有する主力戦闘機となる。
前線空軍での局地的使用を想定したMiG-29は簡素・小型であり、防空軍での長距離使用を想定したSu-27は複雑・大型である。武装や燃料搭載量は当然大型のSu-27の方が優れており、特に燃料搭載量の少なさはMiG-29の欠点となっている。
但し隣国との戦争という意味では燃料不足によるデメリットは比較的少なくなる。
これまで欧米諸国は武器の供与を行ってきたが、内容は弾薬や対戦車砲、携帯型対空ミサイルなど陸戦用のものであったが、今回戦闘機という極めて高価で兵器の提供が空軍支援として行われるという。
POINT
今回の戦闘機の提供は衝撃的ですが、さらに衝撃的なのはその数です。ポーランドの空港使用許可は実質上の空軍参戦に近い内容となっています。