アメリカが台湾の国際機関参加へ後押し

Photo by The White House (licensed under CC0 1.0)

米台高官が台湾の国際機関への参加を後押しする協議を行ったことを明らかにした。習近平との電話会談の内容から反転した動きのように見える。中国が言う「一つの中国の原則」と、アメリカが言う「一つの中国の政策」は内容が違う。

一つの中国の政策とは九二共識、３つのコミュケ、６つの保証により構成され、曖昧な台湾関係法が孤立した状態だった。ここで共通して抜けていたのはアメリカの立場だ。全てにおいてアメリカは介入するかもしれないし、介入しないかもしれない。

国際機関参加で実質的な国家承認を

今回の台湾の国際機関への参加を後押しするという発表はこれらを大きく前進させるものであり、バイデン氏が電話会談で習近平と話した内容を大きく変えるポイントとなる。台湾の国際機関への参加は実質的な台湾の国際承認へつながる。