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キーウ攻防から見る台湾海峡防衛 - 台湾海峡に潜む潜水艦により自主防衛が可能になる?

2022-04-08  カテゴリー:台湾

キーウ攻防から見る台湾海峡防衛 - 台湾海峡に潜む潜水艦により自主防衛が可能になる?

Photo by 總統府 (licensed under CC BY 2.0)

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ロシアは制空権を取れずにキーウから撤退

ロシアはキーウ攻略を放棄してマリウポリ、後にオデッサ攻略に向かい、黒海の沿岸地域の制圧を行うものと思われる。

キーウ攻略が失敗した理由は制空権を取れなかったことだろう。制空権が取れないのに陸軍が進軍し砲撃を受け続けた。

中国は注意深く観察している

この戦いを注意深く見ているのは中国だろう。中国の武器は殆どが旧ソ連製を改良したものであり、ウクライナから入手したものだ。西側諸国の最新鋭の兵器にどれだけ通用するのかについて愕然としているかもしれない。

ウクライナの兵士は欧米から最新鋭の武器を入手して、次々とロシア軍の戦車をロケット弾で破壊しているのだ。

台湾海峡を越えるのはさらに難しい

ウクライナは陸続きの隣国への侵略であり、台湾攻略には台湾海峡があるから難しい。中国は台湾の制空権を取れるのだろうか。

仮に制空権を取ったとしても上陸する為には中国軍は揚陸艦を使い台湾海峡を渡らなければならない。

制海権を取るには不気味な存在

問題は制海権となる。蔡英文総統は2020年11月に最初の潜水艦建造を高雄で開始している。合計8隻を建造する予定で、試験航行は2025年としている

潜水艦が台湾海峡に沈められたら中国の揚陸艦は見えない敵に撃沈されることになる。この計画に中国は猛反発をした。

台湾の自主防衛が可能になるか

その前に、キーウ攻略を見た場合中国は制空権を取れない可能性が高まっている。その鍵は無人攻撃機になりそうだ。

中国は無人攻撃機を持ってはいるものの、その性能はロシア製より劣る。

台湾がアメリカから多数の無人攻撃機や地対空ミサイルなどの供給を受け、あとは潜水艦をアメリカから購入するなどの補強により、アメリカ軍の参戦が無くとも、武器の供与だけでかなりの防衛が可能のように見えてきた。

台湾の潜水艦の性能に注目

注目すべきは台湾が製造している潜水艦の性能だ。中国の潜水艦は音がうるさく、度々日本から探知されて浮上させられている。

こちらが見つけ、相手が見つけられないなら、相手の潜水艦を撃沈することができる。

制海権を取れなければ中国軍は台湾に上陸することはできない。



POINT

制空権を取ったとしても潜水艦が潜んでいたら制海権は取れません。台湾海峡を渡るには陸続きのウクライナ侵攻を遥かに超えるハードルがいくつもあります。





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