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ウクライナをアメリカは救わないが台湾をアメリカは救うのだろうか ウクライナより複雑な台湾帰属問題

2022-03-16  カテゴリー:台湾

ウクライナをアメリカは救わないが台湾をアメリカは救うのだろうか ウクライナより複雑な台湾帰属問題

Photo by 中華民國政府 (licensed under CC0 1.0)

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台湾はどこに属するのか

ウクライナ問題が台湾問題にどのように影響するのか、中国による台湾進攻が行われた場合米国は台湾防衛の為に米軍を派遣するのか疑問符が付いた。

ウクライナはどこに属するのか、ウクライナは1991年に旧ソ連から独立している独立国家だ。

台湾は独立しているのか、それともどこに帰属するのか。

台湾は日清戦争後に日本に編入され、日本統治下に入った。第二次世界大戦終結まで50年間日本として存在していた。サンフランシスコ講和条約において台湾は返還される。

どこに返還されたかと言えば、不明である。

日本は台湾を放棄するとしか書かれていないのだ。

国共内戦の後に中国共産党が中国大陸を支配し、中華民国政府は台湾に逃れた。1949年に中国共産党は中華人民共和国を建国する。

これは中華民国とは別の政府として発足した。

サンフランシスコ講和会議が1951年であるから、この時点で国際社会はどちらを正当な政府かを判断しておらず、その為両中国政府は講和会議に参加をしていない。

国連代表権を争ったアルバニア決議

国連は第二次世界大戦の戦勝国連合として発足している。

中国の代表権は中華民国が常任理事国として持っていたが、代表権を中華民国と中華人民共和国が争うことになる。

1971年の国連アルバニア決議によって中国の代表政府は中華人民共和国と認定され、中華民国は国連を脱退する。

日本、米国も中華民国と国交を結んでいたが、日本は1972年の日中国交正常化により中華人民共和国と国交を結び、中華民国との国交を断絶した。

アメリカは1971年ニクソン大統領の電撃訪中から、1979年に中国と国交を結び、台湾との国交を断絶している。

中華民国を継承するのはどこか

現在の中国は、台湾は日本が放棄したのだから、中国のものだと主張する。しかし国連で行われたアルバニア決議はあくまでも代表権の問題であって、台湾の帰属を決めたものと解釈するかどうかは異論が多い。

台湾は中華民国に返還されたのであれば、中華民国は現在の台湾となる。その為台湾は、中華民国を継承する国は台湾であることを主張し、中国は中華民国を継承する国は中華人民共和国であると主張している。

ここまで来ると全く意味が分からなくなってくるのだが、結論を言えばウクライナの独立性の方が至ってシンプルだということだ。



POINT

台湾問題は日米その他国交を結んでいない国が大多数であり、国連を中心に台湾の帰属問題は国際社会の中で曖昧なまま進んできました。





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