中国のリトアニア大使館が閉鎖。リトアニアでは台湾代表処を設置と台湾訪問。
2021-12-23 カテゴリー:台湾クリック応援よろしくお願いします。
リトアニア大使館が閉鎖
中国のリトアニア大使館が閉鎖に追い込まれた。大使召還は実質的な国交断絶状態を意味する。リトアニアを含むバルト三国は台湾の名称を冠した代表処を自国内に設置したことについて中国政府が不満を露わにしていた。
リトアニアでは11月18日首都ビリニュスに台湾の大使館に相当する代表機関「台湾代表処」が開設された。そして11月28日にはバルト三国の議員団は台湾を訪問し蔡英文総統と会談し、12月初旬に米NGOなどと共催するフォーラムに参加した。
バルト三国はNATO加盟国であり台湾との国交は無いが、明らかな対中姿勢に中国政府が怒り心頭ということだ。
MEMO
NATOは北大西洋条約機構として旧ソ連を対峙したアメリカ中心の軍事同盟です。
立場が様々なEU諸国
欧州の対中政策は足並みが揃わない。旧東ヨーロッパ諸国はEUに加盟するも、経済的に中国への依存度が高く、EU内でまとめることが困難な状況だ。下手をすればEUの分裂にもなりかねない。
英国はEUを離脱し香港問題で明確に対中批判を継続している。そしてバルト三国という親米国家が明らかな態度を表明した形だ。
世界を二分する勢力は徐々に拡大
現在の構図は自由主義諸国 vs 社会主義中国の構図とまではまだ行かず、親米国家+英連邦 vs 中国+親中国家という構図になっている。
先日も中国センスタイムの香港株式上場の直前にアメリカから制裁対象に指定されたことを受け、香港証券取引所でのIPO(新規株式公開)を土壇場で延期した。
POINT
日本にも台湾の代表処が設置されており、アメリカでも設置されましたが大使館閉鎖にはなっていないことを考えると単なる小国いじめと見られます。
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