親日国台湾 戒厳令下で失われた38年
2021-04-25 カテゴリー:台湾
Photo by Taiwan Provincial Government (licensed under CC0 1.0)
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台湾が最初から親日だったかというとそういう訳では無い。台湾を統治に来た国民党は日中戦争で日本と戦った相手であり、反日教育が行われている。いわゆる外省人による反日教育だ。1947年に本省人と国民党は2.28事件で衝突する。この時2万人から3万人の本省人が虐殺された。1949年に始まった戒厳令は1987年まで続き、38年間となる。蒋介石の息子の蒋経国が死去し、李登輝総統が誕生し、台湾の民主化が始まる。李登輝元総統は日本統治時代を良く知り、京都帝国大学に進学している親日家として知られる。
長い国民党の圧政に苦しんだ本省人は日本統治時代を懐かしがり、民主化が始まってからは公に親日を公言するようになった。
このような流れを見ると、韓国では民主化は契機にはならなかった。民主化以降も反日思考の強制を社会的なスケールで行っているからだ。民主化し、思想、言論の自由が確保されても未だ言論弾圧が続いている。