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朝鮮半島分割はアメリカのせいと発言した李在明候補 - 歴史認識に乏しい被害者意識。

2021-11-13  カテゴリー:韓国

朝鮮半島分割はアメリカのせいと発言した李在明候補 - 歴史認識に乏しい被害者意識。

Photo by 고려 (licensed under CC BY 4.0)

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驚きの反米大統領候補

この人物は何を言ってるのだろう。李在明韓国大統領候補が日本が分割されずに朝鮮半島が分割されたと米上院ジョン・オソフ議員に発言した。朝鮮半島が北と南に分かれたのがアメリカのせいだというのだ。その上で日本が分割されるべきだったと言うような発言だ。

ドイツ分割の背景

戦争に敗れた場合、いつでも分割される訳ではない。旧東西ドイツが分割されたのは、社会主義陣営であるソ連と自由主義諸国によって東西に分割された。ドイツ敗戦にはソ連の功績が大きかった為、東欧地域をソ連が手中に収め、ドイツ自体も東西に分割された。多国間戦争の中で戦勝国同士に功績や利権の折り合いがつかなかった場合に分割という手法が取られた。ドイツはまさにその例と言える。

日本に権利主張できるのは米国だけ

それでは日本の場合どうだろうか?多国間戦争であることは変わりがないが、日本はアメリカ以外の西洋諸国の全てに勝利している。アメリカだけに負けたのだ。ソ連は日ソ不可侵条約を結んでおり、無関係だった。ソ連が参戦したのは終戦直前の1945年8月9日だ。どうやってソ連がアメリカに利権を主張できるだろうか。

朝鮮半島分割の背景

それでは何故ソ連が朝鮮半島の利権を主張したか。これはヤルタ密約で38度線の分割が決まっていたとされる。戦後処理の原状復帰の原則において、どの時点での現状に復帰するかという問題だ。ヤルタ会談ではルーズベルト・チャーチル・スターリンが第二次世界大戦後の戦後処理が話し合われたと言う。

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Hohum (licenced under CC0 1.0)

どこまで原状復帰するか

サンフランシスコ講和条約で台湾の返還を認めているということは原状復帰の時期を日清戦争まで遡っている。朝鮮半島では大韓帝国皇帝である高宗はロシアと内通し朝鮮半島の利権を売り渡している。ソ連は大陸横断鉄道を敷設し、東アジア植民地化に乗り出していた。日露戦争で日本が邪魔をしなければ朝鮮半島はソ連のものだったというのが理屈だ。つまり日露戦争の前まで遡って権利を主張している。

韓国が民主主義になった理由

現在の韓国が民主主義国としてあるのは何故か。それは朝鮮半島は日本だった前提で、日本を敗戦に追い込んだのはアメリカだから、アメリカが権利主張をしたということだ。だから韓国はGHQの統治下になった。その前提の上でソ連との折衷ラインとして38度線が設定され、南北に分割されることになった。




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