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ソウル梨泰院の将棋倒し事故を受け始まった民衆裁判 - 国民全員が陪審員となる国の恐ろしさ

2022-11-07  カテゴリー:韓国

ソウル梨泰院の将棋倒し事故を受け始まった民衆裁判 - 国民全員が陪審員となる国の恐ろしさ

Photo by Youngjin (licensed under CC BY-SA 3.0)

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梨泰院事故はユン大統領の責任?

ソウル梨泰院でのハロウィン犠牲者追悼を名目にしてろうそくデモが行われたようだ。デモの国韓国らしいが主催者発表で「5万人集まった」としている。警察による推定参加人数は9,000人。目的は梨泰院の事故を現在のユン大統領の政権の責任として退陣を要求しているものらしい。

驚愕の世論調査を実施

そして世論調査が行われ、「梨泰院惨事、政府責任」 「責任ある」73.1%「責任ない」23.3で、53%は「責任が非常に大きい」となっていたようだが、そもそも世論調査で決めるものかどうかを考えたら再び韓国のお家芸の国民全員陪審員裁判制度が始まったのだろうか。そもそも問題の責任や原因について分析する冷静さが無いと言わざるを得ない思考停止状態なのだろう。

警察は行政管轄で県警が所轄

日本の警察は行政管轄の警察庁が担う。警察庁は内閣の外局である公安委員会の中の特別組織という位置づけとなる。個々の案件に対して公安委員会は警察庁を指揮監督するのではなく、大綱方針を定め、その運営が適切に行われているか否かを監督する。

行政機関である以上、業務の主体は地方行政にあり、その管轄下で起きた事故や事件は都道府県警察が責任を負うことになる。明石花火大会事故の件では兵庫県警、安倍氏暗殺事件では奈良県警が責任を負った。

大統領がハロウィンを仕切る?

梨泰院での事故が大統領の責任だと訴えているようだが、日本の法律では全くそうならない。韓国の法律ではどうなのだろう。普通に考えて責任とはそれを管轄する人間が負うべきものだが、ハロウィンの警備に対してユン大統領が警備体制の詳細を把握し、指示を出せということなのだろうか。もしくはハロウィンの祭りの楽しみ方を大統領令で、このようにやりなさいと決めるべきだったのだろうか。




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