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政府が歴史認定を行う韓国 新たな事実が判明しても修正されない歴史学

2022-02-08  カテゴリー:韓国

政府が歴史認定を行う韓国 新たな事実が判明しても修正されない歴史学

Photo by JordyMeow (licensed under pixabay)

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歴史は新たな事実により修正される

歴史とは認知の集合体に過ぎない。過去の歴史は、1つの文章や、1通の手紙、1つの言葉などで、こうだろうという解釈の一致から歴史に組み込まれる。現行の裁判上で事実認定するに足りる証拠を歴史において用意するのは不可能である。

過去として認知された歴史は新たに見つかった事実によって修正される。それは過去に解釈の一致を見た見解に対して相矛盾する文書などが見つかるケースだ。歴史学者の探求で新たな事実が発見される毎に歴史の認知修正が行われる。

太平洋戦争の機密情報もアメリカで次々と公開

日本でも新たな事実の発見により逐次歴史は見直されている。太平洋戦争開戦のきっかけになったハルノートやその他、機密情報であった米軍資料が機密保持期限を過ぎて順次公開されている。

それにより開戦や原爆投下に至る経緯、戦後日本海における国境策定などの根拠となるアメリカ軍の日本海海図なども発見され認知が補強され修正されている。

新しい事実が出ても変わらない韓国の歴史観

韓国では徴用工として教科書に載せられていた写真が、炭鉱で働く日本人の写真であることが分かり、掲載を取りやめたことをどのように説明するのだろうか。

例えばの話だが、高宗は日韓併合条約の調印には姿を現さなかったと言われている。仮に併合条約には賛成しているという高宗の手記が新たに見つかったとした場合はどうなるだろうか。韓国は歴史を正しい姿に修正するだろうか。

慰安婦問題で現在において日本政府を有罪とするならば、少なくとも現行法において立証可能な証拠を提示しなければならないだろう。いつ、誰が、どうやって、どんな方法でなどを裏付ける証拠だ。そんな証拠は一切なく証言のみで判決が言い渡されている。

歴史の修正を禁止する驚きの法案

歴史とは学問の自由の範囲内によって常に検討されて補完され修正される生き物のようなものである。その為、政府や司法が歴史を確定することはあり得ない。

韓国で提起された「歴史歪曲禁止法」や、「親日称賛禁止法」とは、日本統治により朝鮮人が奴隷化されたという歴史を変更してはならないという法律であり、当時朝鮮半島が日本統治下で発展を遂げたという事実を称賛することを禁止するというものだ。

言論の自由を制限する他、その元となる学問の自由を弾圧する法律を堂々と立法府が法案提出をしているのだ。



POINT

歴史問題は歴史学者同士の問題であることが基本です。時の政府が歴史を認定することはあり得ません。





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