海上自衛隊の「無害通航権」を認めない韓国は国際海洋法違反 - 旭日旗は過去を思い出すという理由
2022-10-29 カテゴリー:韓国Photo by AMANO Jun-ichi (licensed under CC BY 3.0)
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無害通航権は国連加盟国に与えられた権利
国際海洋法では船舶に対する無害通航権というものが与えられている。船舶は沿岸国の領海内であっても、国連海洋法条約第19条の2に書かれている有害とされる航行ではないことを前提に、沿岸国に事前許可を得る必要が無く通航できるものだ。この場合所属する旗を掲げる必要が有る。国旗または軍艦旗である。
旭日旗を理由に海上自衛隊を拒否する韓国
旭日旗問題とはこの条約の意味から考えた場合、韓国は国際海洋法条約に批准しているにも関わらず、日本の海上自衛隊の無害通航権を認めない。つまり国際法違反状態にあるということになる。反面日本は韓国船の無害通航権を認めている。理由は日本は国際海洋法条約に批准しているからである。
中国の領海侵犯は無害通航に該当しない
中国船が尖閣諸島周辺に領海侵犯を繰り返している件について、無害通航権との関係についての国会質問に対し、国際法上認められた無害通航にあたらないと2021年6月に閣議決定による政府見解を示している。その理由として日本の領土である尖閣諸島について中国が領有権を主張している上での領海侵犯は無害通航に当たらず、逆に国際法違反であるとした。
過去を思い出すから・・?
韓国政府は旭日旗及び海上自衛隊を含む日本船舶の無害通航権について公式見解を出したことはあるのだろうか。是非出すべきである。過去を思い出すから嫌だというのは無害通航権を認めないという根拠にはならない。何故なら国連海洋法条約第19条の2の有害とされる航行にそんなものは書かれていないからだ。