20代韓国大統領にユン・ソクヨル(尹錫悦)氏当選…1%ポイント内の僅差
2022-03-10 カテゴリー:韓国Photo by Steve46814 (licensed under CC BY-SA 3.0)
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韓国大統領に尹錫悦氏が当確
韓国第20第大統領選挙は野党「国民の力」の尹錫悦氏が1%の僅差で勝利した。5年間続いた親中・親北の左派大統領が座っていた椅子を保守系政党が奪い返すこととなった。
尹錫悦氏は文在寅政権の政策を痛烈に批判し、親米路線を掲げ日本との関係改善に意欲的だ。ただし懸念材料も多い。
序盤は難題が山積み
2020年の韓国総選挙で与党「共に民主党」は約6割の議席数を獲得しており大統領就任から捻じれの状態でスタートすることや、尹錫悦氏はTHAADの追加配備に言及しており中国からの痛烈な制裁が予想されるため、中国経済に大きく依存する韓国経済の先行きは不透明となる。
そして日本に対しては関係改善に意欲的だと言っても日本の謝罪と賠償を前提としており、実は文在寅政権と同じ場所にスタートラインを引いている。
日本政府は日韓請求権協定及び慰安婦合意によって既に解決済みという立場を変えることは考えづらい為、暫く平行線のままであることが予想される。
但し韓国の反日気運は慰安婦問題、徴用工問題に限定される流れとなりこれまでのなり振りかまわない反日運動は沈下されていくと予想されるが、今後米韓同盟強化を前提とし再び米国の力を使って日本の謝罪を要求してくる可能性もある為、日本政府にはこれまでの一貫した対応が求められる。
反日エリアが李在明を支援
選挙結果は1%の僅差ということで地域別に見てみた場合、結果が顕著な地域は、
慶尚北道:尹錫悦氏 72.83%、李在明氏 23.73%
全羅北道:李在明氏 83.05%、尹錫悦氏 14.36%
全羅南道:李在明氏 86.22%、尹錫悦氏 11.34%
光州広域市:李在明氏 85%、 尹錫悦氏 12.56%
上記4地域以外ではどちらが優勢でもせいぜい5%?20%ほどの差になっています。とにかく李在明氏は全羅道地域によって1%の僅差まで行ったということです。
李在明氏は上記3地域以外では京畿道、世宗特別自治区、済州特別自治道でしか勝利していない。文在寅大統領も全羅道地域の支援で大統領になったと聞きます。
ここは熱狂的な親中反日のエリアであり、おそらく福島県産の海産物の風評被害を煽り、福島処理水を批判したりして自分たちの海産物を売りたいと考えている中心地域はここでしょう。
POINT
とりあえずbetter oneの選択としては保守系の大統領が就任することは好材料ですが日本は冷静に相手を見極めることが必要です。