フッ化水素のその後 - 日本を克服したという韓国だが製品不良との関係はどうなの?
2022-06-28 カテゴリー:韓国
Photo by Sato S (licensed under CC BY-SA 3.0)
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文在寅元大統領は、大統領職退任の挨拶で、日本の不当な輸出規制による危機を全国民が団結して克服したと述べた。しかしデータを見てみると、輸出管理3品目の内、フッ化水素については2018年度比で86%減少しているが、その他のフォトレジストやフッ化ポリイミドは殆ど変わらない結果となっている。
フッ化水素については国産化に成功したと文在寅元大統領は声高に宣言していたが、この品質について日本のフッ化水素は12N(99.9999999999%)であり、韓国のLG化学が開発したとされるフッ化水素は5Nではないかという話がある。?Nとは9の数であり、12Nとは12×9だ。つまり日本のフッ化水素は9が12個並ぶだけ不純物が少ないということになる。
フッ化水素は精密機械製造の機械や工程の洗浄などに使う。ここに不純物が多い場合何が起こるかといえば、製品不良率の増加である。韓国製品の不良率はどうだろうか。上がったのか下がったのか、仮に変わらないのであれば、12Nかどうかということはあまり意味が無いことになる。
2021年8月20日、米自動車大手のゼネラル・モーターズ(GM)が電気自動車(EV)の“シボレー・ボルトEV”に搭載されているバッテリーパックに発火の恐れがあるとして、リコールの対象拡大を発表。この発表により、これまでに発売されたシボレー・ボルトEVのすべてのモデルがリコールの対象になった。同車のバッテリーメーカーはLG化学である。
2022年1月には現代自動車がバッテリー火災事故が相次いだことからリコールによってバッテリーを交換した「コナEV」でまた火災事故が発生した。走行中に火が発生し全焼した。韓国メディアやネットコミュニティ、消防当局などによると、去る11日午後6時46分頃、忠清南道泰安道路を走っていたコナEVで火災事故が発生した。事故車両は2020年型モデルで、昨年9月のリコールによるバッテリー交換が完了した状態だった。
リチウムイオン電池の爆発は以前SUMSUNGのスマートフォンの爆発炎上で話題になったが、現在はEV車の開発ということで、車の走行用の大型バッテリーが爆発し瞬く間に炎上するのだ。フッ化水素と何か関係があるのかどうか不明だが、一説には日本製のフッ化水素を中国から一部を迂回輸入してるらしいという噂まである。
国の対面を守るためにそこまでやっていたとしたら驚きではあるが、今後も韓国の製品不良については注視していくべきだろう。